第4回 ヨーロッパでのシルクのはじまり
Date; 16 MAY 2000

 ヨーロッパ人が
初めてシルクを見たのは記録に残っているものとしては、紀元前4世紀のアレクサンダー大王のアジア遠征の時であったとされています。
また、ローマ人が錦や美しい刺繍をした布をみたのは
紀元前53年のことで、この時ローマの軍勢は敵の錦繍の軍旗に目が眩んで戦いに敗れたとされいてます。


ヨーロッパでの養蚕の始まりは紀元500年ころ、「ビザンツの二人の僧がカイコの卵を竹の杖の中に隠して持ち帰った」ことが始まりとされています。その後8世紀にはヨーロッパ全土に広がり、フランスとイタリアが養蚕の中心となりました。

 ヨーロッパの気候は比較的寒冷で、保温性に富んだシルクがこのまれたのは当然です。また、上流階級を中心にファッション産業が発達した中世のヨーロッパで、優雅でシルエットラインの美しいシルクが珍重されたのはいうまでもありません。また、逆にシルクがあったからこそヨーロッパファッションが栄えたともいえるでしょう。

「第5回 日本のシルクの発展」
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