電磁波は、特別な遮蔽構造がない限り、土、木、コンリートといった壁でも透過して、その発生源から円を描く形で発生します。

エックス線、電波、紫外線、赤外線などの波動を称します。携帯電話、電子レンジ、レーダーに使われるマイクロ波、ラジオ、テレビの電波もこれに含まれます。

高周波であるマイクロ波は、生物が直接浴びると白内障などを引き起こすことが判っています。高圧線などから出る極低周波には発熱作用はありませんが、磁力が人体に与える影響をめぐって議論が続いています。

  
  

送電線・変電所から発生する電磁波が3ミリガウスで小児白血病になる危険が3.8倍になると報告されています。また、家電製品から出る電磁波に関する研究も進んでいます。

ガンや白血病、脳腫瘍の原因にもなるとして、欧米では早くから問題になり、OA機器を扱うオペレーターは画面から1m以上離れて作業するように規制したり、建築物や他の事例についても制限や規制を行い、危険を回避しています。

  
  

国内では、通産省が「一般家庭では最大でも200ミリガウス以下だから問題ない」としながらも調査を始め、97年1月には労働省産業医学総合研究所が、高圧線や一般家電から出る極低周波の電磁波を浴び続けると免疫機能がかなり低下するという結果を発表しています。(下記記事)

しかしながら、公的機関による日本独自のデータはこれだけであり、依然海外の研究データに頼っているのが実情です。

一方98年1月、日本で最初の詳細な疫学研究といってよい富山医科薬科大学の報告で、送電線近くでの小児白血病の増加率が10ミリガウス以上の被曝で3.91倍になるとしています。

       
1997.01.07 信濃毎日新聞 朝刊